英語遊び
いままでに集めた英語の面白い表現などを公開します。
英語の回文(Palindrome)
まえから読んでも後ろから読んでも同じ文章になる。
Madam, I'm Adam.
Madam in Eden, I'm Adam.
A Santa at NASA.
A Santa lived as a devil at NASA.
Do geese see God?
Evil olive.
I prefer pi.
Live evil.
No devil lived on.
No lemons, no melon.
Rise to vote, sir.
Ten animals I slam in a net.
Was it a car or a cat I saw?
Cigar? Toss it in a can, it is so tragic.
Borrow or rob?
A santa at NASA.
スプーナリズム
(英文の和訳は私が適当にしましたので、誤訳があるかもしれません、悪しからず。)
私は昔から理系一筋という人間で、文系の科目は得意ではないのですが、英語だけはなぜか興味があるのです。
私が中学の時にラジオで聴いた(当時はテレビはなかったのです)ことがあり、いまだに印象が強く、覚えているものがあるのです。
それはWell boiled icycle. (よく茹でたつらら)という文章で、boiled の b を icycle の前に移動させると Well oiled bicycle. (よく油が差されている自転車)となるというもの。
何十年も前のことで、他の文章などはすっかり忘れてしまっていましたが、便利なインターネットのおかげで面白いのがいくつか見つかりました。
これはイギリスの大学の教授がしょっちゅうこのような間違いをしていたので、その教授の名前(Reverend W. A. Spooner (1844-1930))にちなんでSpoonerisms といいます。インターネットで検索すると色々みつかります。私の英語力が不足しているのでまったく理解に苦しむ文章もたくさんあります。
私が理解できて、面白いと思ったのを抜粋して紹介しておきます。中にはスペルが少し違うのがありますが、発音中心ということで目くじらを立てずに、おおらかに楽しんでください。
・Tease my ears (Ease my tears) 私の耳をくすぐって(私の悲しみを軽くして)
・A lack of pies (A pack of lies) パイが不足している(嘘八百)
・It's roaring with pain (It's pouring with rain) 痛みでうなっている(土砂降りの雨が降っている)
・eye ball (bye all) 目玉(皆さんさようなら)
・go and shake a tower (go and take a shower) 塔を揺らせ(シャワーを浴びろ)
面白い表現1
次は、Spoonerismsはではありませんが、前後関係により内容がガラリと変わる面白い例があります。
"Please remove your clothes as soon as all the lights are out."
このまま訳すと「すべての明かりが消えたら、すぐに服を脱ぎなさい」という表現になり、あれっ!!ということになります。
実はこれは
A notice in a self-service laundry. つまりセルフサービスのクリーニング屋さんにある表示で、「(洗濯が終わり)すべての表示ランプが消えたら(中に入っている)あなたの服をすぐ取り出してください」ということ。日本では「remove」というと「取り出す、取り去る」として教わるので、最初の訳は出てこないかも知れませんが、アメリカでは「(服などを)脱ぐ=take off 」という意味でも使われています。
面白い表現2
次はインターネットの(パソコン関連の)投書で見つけた省略表現。
・ IMO it should be corrected ASAP though. (IMO = in my opinion(私が思うに)、ASAP = as soon as possible)
・Hey every1. もちろんこれはeveryone のこと。
・Anyone who buys the Rev. A of these MP models is a nutcase, BTW.
(これらのMP ( = マルチプロセッサー)搭載モデルの初期型を買う奴は(新し物好きの)バカだよ)
最後のBTWが問題ですが、これは by the way (ところで)の略。ちなみにRev.A とは初期モデルのことで、不具合などがある場合があるので、新製品にすぐに飛びつく奴をけなしているのです。nutcase は俗語。
・Apple PLZ hurry!(PLZとはpleaseのこと)
・R.I.P. iPhone1.0 ( = Rest in peace (墓石にかかれている言葉...安らかに眠れ)
面白い表現3
・Criminal Mind で犯行声明のことをmanifesto(マニフェスト)といっていた。
・Dunno about the effects of adding a bunch of cards. Dunno とは I don't know のこと。a bunch of ~ は「たくさんの」という意味で口語ではしょっちゅう使います。意味は「(パソコンのスロットに)カードをたくさん加えたときの効果については私は知りません。」、意訳すると「カードをたくさん挿したらどんな影響が出るか私には分かりません」という文です。
・I will take a raincheck on that. それは又にしよう。raincheckとは雨のときに配られる次回有効の切符のこと。転じて次の約束をすること。
・copy that 了解したという意味によく使われている。
アナグラム
英語ではアナグラム(Anagrams)といって、ある文章で使っているアルファベットを並べ替えて別の文章にする遊びが多く見られます。英語では回文は作り難いので、アナグラムの方が好まれているようです。最近ではパソコンのソフトで文章をいれると、あらゆる組み合わせを試して、意味のありそうなのだけ抽出するプログラムもあるそうです。
・two plus eleven = one plus twelve (これはアナグラムと同時に答も13で同じというもの)
・a decimal point = I'm a dot in place (小数点=私は所定の位置にある点です)
・George Bush = he bugs Gore (ジョージブッシュ=ゴアを盗聴している)
・Year Two Thousand = A Year to Shut Down(2000年問題でコンピュータがダウンするのではと言われたとき)
・Princess Diana = End is a car spin(ダイアナ妃が車の事故で亡くなったとき)
映画のセリフ
私は洋画が大好きです。以下に映画で見つけた面白い表現を載せます。ちなみに、アメリカ映画名ぜりふベスト100というサイト(http://wonderland02.web.fc2.com/movie/afi/afi100moviequote.html)があります。
・「イン・ザ・カット」で Webbs という容疑者を尋問している刑事がその名前のスペルについて "2 b or not 2 b?" 「b は2つか?(Webs か Webbs かということ)」というしゃれたことをいってました。当然これはハムレットの "To be or not to be?" をもじったものです。文法的には "2 b's " と複数にすべきなんでしょうけどね。
・「スニーカー」でトイレを借りたいというときに "May I use your John, please?" といっていた。
・"NO!" という代わりに 「キャピタル エヌ オー ("Capital n o") 」とスペルを言っていた。
・「カサブランカ」での有名なセリフ「君の瞳に乾杯」は "Here's looking at you, kid." といっています。すごい意訳です。
・「ダーティハリー4」で、銃を抜きそうになった犯人にクリント・イーストウッドが "Go ahead, make my day."「さあ、来てみろ」というセリフ。実は私のMacの起動時に同じような声で "Go ahead, make Mac day. " というセリフが流れます。
・銃を抜きそうになる犯人に刑事が「妙な考え起こすんじゃないぞ」という意味でよく使うセリフは "Don't even think about it!"。やはり犯人に対して「動くな」という意味で使う有名なセリフ "Freeze!" もよく耳にします。
・「ラブ・ゲーム」という映画で物理の授業で "G equals six point four times ten to the sixth. " とか "V equals six point zero times ten to the twenty fourth power. " という表現があります。「Gは6.4掛ける10の6乗」「Vは6.0掛ける10の24乗」ということです。10の6乗というのは丁寧に言うと " ten raised to the sixth power " となりますが、普通は略して上の2つの言い方をするようです。
・「Criminal Mind」でWhat he said I said, I said. 直訳すると「私が言ったと彼が言った内容は、(たしかに)私は言った。
・「Criminal Minds 2-8」I'm a nerd. 字幕では「私はオタクなの」と出ていたが、辞書にはなかった。ネットで調べたらwikiに載っていた。
英語のスラングで認知度は高く、英語圏全域で非常に幅広く使われているとのこと。
「オタク」というよりは、「内向的でパッとしない者」という程度の意味合いで扱われることが多い。よって、「オタク」に比べればそれほど侮蔑的意味合いは強くはない。また「オタク」と同様、しばしば「異性関係が苦手な者」的な意味合いも持つ。
さらに、最近の日本語で言うならば「KY=空気の読めない変わり者」といった意味もある。打ち込む対象がコンピュータなど電子技術の場合のナードを特にギーク(geek)という。
・It will probably be ok-ish but not perfect.
意味は「大丈夫そうだが、完全ではない。」
ok-ish という表現が面白い。
・NCISでトニーがギブスに呼ばれた時に言うセリフ
"On your six, boss"
略さずに言うと、"I'm on your six o'clock, boss" になります。
"Six o'clock"の部分は軍人がよく敵とかの位置を伝えるのに、何時の方向にいるという表現を用いますが、それと同じです。
"on your"はこの場合"~にいる"とか"~についている"とかいう意味になります。
直訳すると"私はあなたの6時の方向についています"、要は"すぐ後ろについています"とか"すぐ後を追っています"という意味ですね。
参考;
「watch your six」は「watch your back」と同じで、「背後に気をつけろ」あるいは「覚えてろよ」という意味です。なぜsixかというと、時計の12を正面にたとえたとき、ちょうど反対方向にあるのが6だから、と言われています。
・NCISなどで、
"We have a situation"で「問題が発生しました」みたいな意味で出てきます。
"We have a problem"って感じですね。
・CSI S13-6
CSI-NYのマック・テイラーとベガズの合同調査。
マックが別れ際に言うせりふ。
Next time we come to Vegas, dinner's on me.
次にベガスに行くときは夕食は私のおごりだ。
他にも早口言葉とか、いろいろ面白そうな言葉遊びがあります。いずれまた紹介していきましょう。